飯田圭織の子供を襲った慢性腎不全ってどんな病気?
(画像はhttp://blog.oricon.co.jp/iikaori/archive/1303/0より引用)
飯田圭織さんの一人目のお子さんですが
生後6か月で亡くなりました。
病名は慢性腎不全でした。
慢性腎不全の中でも子供の場合、
小児慢性腎不全といいます。
この記事では、小児慢性腎不全ってどんな病気なのか?
わかりやすく説明しますね。
まず、そもそも腎臓という臓器って
一部分でも傷ついたり壊れたりすると
そこは一生治ることはありません。
とはいえ、腎臓って少しずつ壊れていても
全体の60%以上壊れないと症状として
現れてこないんです。
腎臓が60%以上壊れてきてはじめて、
1回にするおしっこの量が異常に増えたり
お水を飲む量が異常に増えたりするといった
腎臓病特有の症状が出始めます。
そして、最終的に慢性腎不全と呼ばれるようになります。
慢性腎不全になると症状としては
先ほども書きました、いっぱいお水を飲んでいっぱいおしっこするだけでなく
他にも、貧血や骨がもろくなり骨折しやすくなるなどがあります。
なぜ貧血になるかというと、
腎臓では、赤血球をつくるエリスロポエチンというホルモンが分泌されますが
慢性腎不全になると、分泌されなくなるからです。
つまり、
慢性腎不全
↓ ↓ ↓
エリスロポエチンが分泌されない
↓ ↓ ↓
赤血球が作られなくなる
↓ ↓ ↓
貧血になる
ということです。
あと、ビタミンDを活性化させるのが腎臓の役割としてありますが
慢性腎不全になると、これができなくなります。
ビタミンDが活性化することで骨を作っているので
慢性腎不全になると、骨がもろくなるわけですね。
特に小児慢性腎不全だと、
骨を作ることが出来ないので
身長が伸びません。
他にも、腎不全になると、体の中の老廃物を
腎臓からうまく出すことが出来なくなります。
結果、体の中は毒だらけになり
常に気持ち悪く食欲がわきません。
小児慢性腎不全の治療としては
・点滴をして体の中の老廃物を外に出す
・エリスロポエチンを注射して貧血を改善
・活性型ビタミンDのお薬で骨を作る
などがあります。
くどいようですが、腎臓って壊れても
自力で治すことが出来ません。
ですから、完全に腎臓の機能を元に戻すには
腎移植しか方法がないです。
飯田圭織さんの子供さんを襲った慢性腎不全って
これくらい恐ろしい病気なんですね。
子供さんが生まれてから亡くなるまでの6か月間。
飯田圭織さんってどんな思いをして
子供さんに接していたのでしょうか?
↓ ↓ ↓